株式会社日本一ソフトウェアは、岐阜県各務原市に本社を構える日本のゲーム開発会社であり、家庭用ゲームソフトの企画・開発・販売を主な事業内容としています。1993年7月12日に有限会社プリズム企画として設立され、1994年11月4日に有限会社日本一ソフトウェアに社名変更、1995年7月7日に株式会社へ組織変更されました。2007年6月13日にはジャスダック市場に上場し、現在は東証スタンダード市場に上場しています。
沿革
日本一ソフトウェアは、1991年9月に北角浩一ら元サン電子スタッフの共同出資で設立された有限会社プリズムを前身としています。1993年7月12日に有限会社プリズムの営業業務を分離する形で、岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町に有限会社プリズム企画が設立されました。その後、1994年11月4日に有限会社日本一ソフトウェアに社名を変更し、岐阜県各務原市鵜沼川崎町に本社を移転しました。1995年2月にはPlayStation向けゲームソフトの発売を開始し、同年7月7日に株式会社へ組織変更されました。2000年12月にはPlayStation 2向けゲームソフトの発売を開始し、2003年7月には本社を岐阜県各務原市那加雄飛ケ丘町に移転しました。2007年6月13日にはジャスダック市場に上場し、2008年1月には本社を現在地である岐阜県各務原市蘇原月丘町三丁目17番に移転しました。その後も、子会社の設立や新たなプラットフォームへの参入など、事業の拡大を続けています。
事業内容
日本一ソフトウェアは、主に以下の事業を展開しています。
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コンシューマ事業: 家庭用ゲームソフトの企画・開発・販売を行っています。代表作としては、『魔界戦記ディスガイア』シリーズや『ファントム・ブレイブ』などが挙げられます。
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モバイル事業: 携帯電話向けコンテンツの開発・配信を手掛けています。iモード公式サイト『ローゼンクイーンランド(後・日本一GAMES)』の配信を行っていました。
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アミューズメント事業: 業務用ゲーム機器の企画・開発やアミューズメント施設の運営を行っています。2007年にはアミューズメント施設「ローゼンクイーンランド各務原店」の運営を開始しました。
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ライセンス事業: 他社のアプリゲームとのコラボレーションを通じて、自社IPの価値向上を図っています。これにより、コラボレーションの枠組みを超えた取り組みへと発展させることを目指しています。
企業理念とビジョン
日本一ソフトウェアは、「Entertainment for All」のビジョンを掲げ、あらゆるエンターテインメント分野で活躍できる企業、強いコンテンツを生み出せる企業、世界を舞台に活躍できる企業を目指しています。このビジョンの実現に向けて、NIS Americaと連携し、Steamなどの新たなプラットフォームへの取り組みを本格的にスタートさせ、過去資産の有効活用と、パッケージ事業で生み出した商品の価値と収益の最大化を目指しています。
グループ企業
日本一ソフトウェアは、以下のグループ企業を有しています:
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NIS America, Inc.:米国に拠点を置き、北米市場向けのゲームソフトの販売や日本のアニメ作品の配信を手掛けています。
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株式会社ローゼンクイーン商会:日本一ソフトウェアの関連会社であり、ゲーム関連グッズの販売などを行っています。